この記事は、大阪法務局(本局)で履歴事項全部証明書を取得する方に向けて、大阪法務局への行き方から取得方法までわかりやすく解説しています。大阪法務局は令和5年1月に現在の住所へ移転しました。移転によって最寄り駅からのアクセスはとても良くなりましたが、初めて訪れる際は道に迷うのではないかと不安に感じる方もいるかもしれません。そこで、大阪法務局を訪れたことがない方でも迷わず到着できるように、また、初めて履歴事項全部証明書を取得する方でも手順に困らないよう詳しくご案内します。谷町四丁目駅から大阪法務局へのルート大阪法務局は大阪メトロ谷町四丁目駅から徒歩3分程度の場所に位置する大手前合同庁舎内にあります。ここでは、大阪メトロ谷町四丁目駅から大阪法務局の証明書発行窓口までのルートについて詳しく説明します。谷町四丁目駅にはいくつかの改札口がありますが、大阪法務局へ向かうには大阪メトロ谷町線の北側にある改札口から1-B出口を利用するのが最適です。こちらが北側の改札口です。改札口を出たら、そのまま改札口を背にして真っ直ぐに50mほど進むと、右側に1-B出口が見えてきます。1-B出口の通路には大阪法務局が入る「大手前合同庁舎」の案内がありますので目印にしてください。1-B出口から地上に上がったところです。大きな交差点の北東角にセブンイレブンがありますので、セブンイレブンを左手に見ながら東へと進みます。1-B出口から100mほど行くと、右前方にNHKの社屋が見え、大きな木を避けるように歩道が曲がっているところがあります。その曲がった歩道を少し進むと、左手に大手前合同庁舎が見えてきます。大手前合同庁舎の前には大きなグレーの掲示板が3つ並んでいて分かりやすいと思います。庁舎に入り、左へと進みます。広々としたエントランスに出ますので、階段を利用する場合は左手にある木目調の階段を4階まで上がります。エレベーターを利用する場合は、1階の奥へ進んでください。エレベーターを利用する際は、1階の奥へ進むと1階から4階専用のエレベーターがありますので、そちらを利用して4階へ上がります。4階のエレベーターホールです。階段を利用された方は上がりきった右手へ、エレベーターを利用の方は降りて左手に進みます。10mほど進んだ右手に証明書発行のフロア入口があります。こちらで履歴事項全部証明書の発行が受けられます。奥には証明書請求発行機、左右に収入印紙売り場と発行受付窓口があります。point大阪法務局は大手前合同庁舎内にある大阪メトロ谷町四丁目駅の1-B出口から東へ約100m履歴事項全部証明書は庁舎の4階で発行できる履歴事項全部証明書を取得申請する方法法人の登記事項が記載された履歴事項全部証明書は、銀行口座開設や不動産取得、各種行政手続きなど、法人として事業を行うにあたり多くのシーンで必要になります。法務局を訪れなくても、郵送やインターネットで履歴事項全部証明書を取得することもできますが、受け取りに日数を要したり、公的な証明書として利用できないことがあったりします。ここでは、法務局に設置されている証明書請求発行機を使用して履歴事項全部証明書を取得する方法を分かりやすく解説していきます。大阪法務局には証明書請求発行機が設置されており、発行機を操作して申請することで申請書を手書きで作成する必要がなくなります。こちらが履歴事項全部証明書を取得するための証明書請求発行機です。「操作を開始します」と書かれたボタンを押して操作を開始します。印鑑カードの有無や、特定方法が選択できます。履歴事項全部証明書の発行は印鑑カードの持参や事前の書類準備が不要で、どなたでも全国の都道府県の法人謄本を請求することが可能です。今回は、「印鑑カード無し(市区町村検索)」から操作します。まずは、発行したい法人の所在地を都道府県で選択します。次に市区町村を五十音から選択します。候補となる市区町村が表示されるので、該当の箇所を選択します。請求したい証明書を選択する画面が表示されます。今回は履歴事項全部証明書を請求したいので、こちらを選択します。発行したい法人の特定方法を、法人等番号または読み方から選択します。今回は読み方で調べます。法人の読み方を入力します。この際、検索方法が完全一致と前方一致から選べますので、類似した法人名称の有無などを考慮してどちらかを選択ください。候補となる法人が表示されるので、該当する箇所を選択します。発行したい履歴事項全部証明書の通数を選びます。表示された内容が、発行したい証明書と相違ないか確認します。証明書発行の手数料が1通あたり600円であることを確認します。※発行手数料は、発行機の操作が終わってから、発行機の横にある印紙売場にて手数料相当の収入印紙を購入します履歴事項全部証明書の発行に来られた方の氏名をカタカナで入力し、次へと進みます。入力された氏名に間違いがないか確認し、確認ボタンを押します。受付票出口から出力される整理番号票(レシート状の紙)を受け取り、終了ボタンを押します。次に、証明書請求発行機が設置された横に印紙売場がありますので、履歴事項全部証明書の発行通数に応じた収入印紙を購入します。しばらくすると、証明書交付窓口から発行に来られた方のお名前が呼ばれますので、購入した収入印紙を持って窓口へ向かいます。窓口では交付申請書を渡されますので、収入印紙を貼り付けて提出すると履歴事項全部証明書が受け取れます。point履歴事項全部証明書は書類等の事前準備が不要で証明書請求発行機を操作して発行の申請をする全国の都道府県の履歴事項全部証明書が取得できる履歴事項全部証明書の発行手数料は1通あたり600円大阪法務局本局のほかに履歴事項全部証明書の取得ができる施設大阪府においては大阪法務局本局のほかに、以下の出張所や支局で履歴事項全部証明書を含む証明書の交付が受けられます。・北出張所(大阪市北区西天満1丁目11番4号 大阪法務局北分庁舎)・天王寺出張所(大阪市天王寺区六万体町1番27号 天王寺合同庁舎)・池田出張所(池田市満寿美町9番25号)・枚方出張所(枚方市大垣内町2丁目4番6号)・守口出張所(守口市竜田通2丁目6番6号)・北大阪支局(茨木市中村町1番35号)・東大阪支局(東大阪市高井田元町2丁目8番10号 東大阪法務合同庁舎)・堺市局(堺市堺区南瓦町2番29号 堺地方合同庁舎内)・富田林支局(富田林市甲田一丁目7番2号)・岸和田市局(岸和田市上野町東24番10号)これらの施設の窓口では履歴事項全部証明書のほかに、現在事項全部証明書、閉鎖事項全部証明書、代表者事項証明書なども取得の請求ができます。最寄りの出張所・支局を確認して最も都合のよい施設で取得してください。なお、次のような店舗や施設では履歴事項全部証明書が取得できないので注意が必要です。(コンビニエンスストア、市役所、区役所、町村役場、郵便局、鉄道駅 など)参考:大阪法務局取扱事務一覧表(商業・法人登記、電子認証)履歴事項全部証明書のオンライン請求と登記事項の閲覧履歴事項全部証明書は法務局へ足を運んで取得する以外に、オンラインで申請のうえ郵送で取得することも可能です。オンラインで取得する際は登記・供託オンライン申請システム(https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/)から、「申請者情報の登録、請求書の作成・送信、処理状況を確認して手数料納付」のかんたんステップで請求ができます。同サイトに手続き方法が詳しく掲載されていますので、証明書を取得するまでの日程に余裕がある方はオンラインサービスの利用もご検討ください。なお、登記・供託オンライン申請システムの利用時間は、月曜日から金曜日(祝祭日および年末年始を除く)の8時30分から21時となっていますのでご注意ください。また、履歴事項全部証明書が不要で、登記している内容の確認のみ行いたい場合には、登記情報提供サービス(https://www1.touki.or.jp/)から登記情報の閲覧もできますのでお勧めです。が代表者事項証明書をスムーズに取得するための一助となれば幸いです。